[本のご紹介]
「声のトレーニング」(岩波ジュニア新書) |
中高校生向けのシリーズですが、
内容は初心者、一般の方にまでわかりやすく、さらに専門家の方までオススメです。
最新情報を取り入れた書き下ろし本です。
「声のトレーニング」 あなたは自分の声に自信をもっていますか? |
本文「目次」より〜
[内容一部、福言の051104〜で紹介しています。]
1.声は大切なもの
声で悩んだことはありませんか?/声で相手とうまくいかなくなる/声で判断される/気持ちは声に出る/嘘は声でわかる/気持ちの切り替え・声の切り替え/日本人の音声力/説得力も声で決まる/健康のバロメーター
2.声に慣れよう
日本語は読み書き中心/話は相手に左右される/スピーチの伝えるもの/声に鏡はないの?/自分がいちばん知らない自分の声/スピーチ好きになろう/損しているのは声のせい?/声の要素
3.誰でも声はよくなる
いちばん出しやすい声を使う/声を上手に使っていますか?/自分の声がよく思えない/いい声ってどんな声?/声のイメージ/大声だから伝わるわけではない/きちんと言う/使い方でイメージが変わる/声で成功する
4.発音をよくしよう
声はたくさんの情報をもつ/なぜ、自分の声を自覚しないの?/書きことばと話しことばはちがう/相手に伝わる話し方/英語ではじめて発音を知る/泣き声から音声学習まで/方言と共通語/日本語は五十音?/音節と単音/父音はなぜ消えた/有声音と無声音/高低アクセントのルール
5.発音トレーニング
母音トレーニング/子音の調音点・調音法/子音トレーニング
6.ヴォイストレーニング
声の出やすい状態をつくる/息のトレーニング/息から声にする/声を保持する/もっとトレーニングしよう/毎日のトレーニング
7.声のおもしろ知識
8.日常の疑問や悩みにアドバイス
本文「あとがき」より〜
この本は、声という音の世界を活字でどこまで伝えられるかと思いながら書いてきました。
声はとっても大切なもの、声ひとつで明るくなったり、元気になったり、落ち込んだり、やる気をなくしたりしませんか。だからこそ、よく知り、よりよく使うことで、あなたの毎日を楽しく、あなたを魅力的にすることができるのです。本当につらいときには、あなたも誰かに話をしたり電話したりするでしょう。声を聞いて声を出しているうちに、あなたは元気がでるようになっているのです。
ですから、落ち込んだときは、なるべく明るい声を出そうとしてください。そんな気持ちにならないときは、この本を声を出して読んでみてください。声を出したら、エネルギーがたまってきます。そしたら、もう大丈夫です。このことがわかったら、普段から、ほんの少し声のことを意識してみてください。
自分の声のことを充分にかわいがってください。
声は一生使っていきます。あなたの大切な宝物なのです。