ブレスヴォイストレーニングの特色をまとめておきます。 世界に通じる声の技術の獲得をめざす。
そのために、
1.ベストの声をより完全にしていく
(できることを精一杯やり、できないことをやらない)
2.声量優先、体で声を出し声量を拡大して声域をとっていく
3.ことば、スタッカートを優先し、(←→声楽はレガート、ひびき)ことばのフレーズをメロディのフレーズにしていく(役者は、ことばのフレーズ)
4.プロの体、プロの声を想定し、それを自らのなかで見つけ出し鍛えあげていく
5.のど声での日本語を音楽的日本語にしていく
6.ひびきやあてることは、しぜんにひびいてくるまで待つ
7.体と息、息と声そして体と声が結びつくようにする
8.しぜんに語りかけるように、あるいは叫んだがままを歌にする
9.一人ひとりの個性と表現を追求し、同じでないことに価値を認める
10.すべてを感覚でコントロールし、発声や歌を表に出さない表現を重視する
そのなかで声や歌に対する判断基準そのものを高め、それに声や歌が対応できるようにしていくということなのです。 |